巷で「うつ病」という言葉を見聞きするが、多くは内因性うつ病ではないだろう。いわゆる現代型うつ病である。適応障害やうつ状態の診断名が正しいように思われる。
伝統的に精神医学では、「うつ病」という用語は「メランコリー型うつ病」を指している。
(伝統的な)うつ病は、外来治療は不可能で、入院治療が前提となる。食べない、飲めないことが多いため、点滴治療から開始することになる。最近では精神科病院でもあまり診なくなってきた。
特徴としては、こころよりも身体に症状が出やすい。まったく動けなくなる。食べられなくなる。眠れなくなる。こころの症状として特徴的なのは、罪業妄想、心気妄想、貧困妄想である。対照的に、気分の落ち込み、やる気が出ない、動けない日があるなどの訴えとは根本的に異なる。