「ものは心で見る。肝心なことは目では見えない」  (サンテグジュペリ⦅池澤夏樹訳⦆:Le Petit Prince『星の王子さま』.集英社)

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不安障害(不安症)

不安が増強して、こころに余裕がなくなった状態。
不安にエネルギーを取られているため、思考・感情や身体にエネルギーがいっていない。
一つことをつねに考えてしまったり、頭の回転が以前より遅く感じたり、イライラしやすくなったり、落ち着かなくなったりする。
ストレス耐性が低い人は、ストレスが重なるとなりやすい。
放置しておくと、不安にエネルギーが取られすぎて、生命エネルギーが枯渇してしまう。その帰結として、うつ状態に至ることもある。
背景には、愛情不足が関係している。愛情をどこから得るかは大人になってからも重要である。
社会における人間関係のなかで、他者に認められること(褒められたり、認められたり、受け入れられたり、昇進したり、昇給したり等)で、多くの人は愛情を得ている。他者ではなく、ものとの関係を重視することで、代替的に愛情を得ていることもある。
大まかにいうと昔は「神経症」、もしくは「不安神経症」と呼ばれていた。

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不安障害(不安症)

  • なんとなくモヤモヤする
  • なぜだかイライラする
  • 落ち着かない
  • 家にいてもリラックスできない

不眠症(睡眠障害)

不安が増強すると、副交感神経よりも交感神経が優位に働くため、不眠になることが多い。不安が高まっている状態の初期症状として、不眠症状が出ている。厚労省の健康日本21によれば、一般成人の3

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不眠症(睡眠障害)

  • 寝付けない
  • 途中で目が覚めてしまい、その後も眠れない。
  • AM3時とか4時とか、朝早くに目が覚めてしまう。
  • 時間としては寝ているが、ぐっすり寝た感じがしない。
  • 他院からすでに眠剤を処方してもらっているが、いまいち効果がない。
  • 寝る前に飲む酒の量が徐々に増えてきた。
  • 市販の睡眠薬を買って飲んでいたが、最近は効き目がなくなってきた。

適応障害(適応反応症)

ストレスの原因(ストレッサー)が明らかで、そのことによって不安が増強している状態。すでにうつ状態になっている場合もある。いわゆる現代型うつ病のほとんどに当てはまるだろう。昔の「抑うつ神

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  • 会社に行けない。
  • 会社で仕事は出来るが、家に帰ってから何もできずにずっと横になっている。
  • 休みの日でも、仕事のことを考えて落ち着かない。
  • 休みの日は出かけたいが、元気が出ずに結局ゴロゴロして1日が終わってしまう。
  • 会社の人間関係が頭から離れない。
  • 会社の人間関係を考えると、イライラしたり怒りが湧いてきたりする。

パニック障害(パニック症)

不安が徐々に増強し、膨らみすぎた結果として、不安発作(パニック発作)として表出しまう状態。
ただし発作として不安を外に出しても、膨らんだ不安そのものはそんなに小さくはならない。
パニック発作が起きると、交感神経が急激に活性化し、激しい動悸や呼吸困難感、めまい、発汗、手足のしびれなどが出現する。
「このままでは死んでしまう」と思って救急車を呼び、搬送先の病院で検査してもらうが「身体に異常はありません」といわれ、家に帰される。過換気症候群といわれることもある。
パニック発作が続くと、予期不安(また発作が起きるのではないかと怖くなること)が高まり、広場恐怖(人混み、公共交通機関に乗ること、高速道路での運転など、「逃げられない」・「助けをえられない」と考えて、そのような場面を避けること)が出てくる。そのため行動範囲は必然的に狭まり、社会生活が限定されたり、さらに悪化すると社会生活そのものを送ることが困難になってくる。
膨らんだ不安が小さくなるまでは、パニック発作は断続的に続いていく。早めに当院にご相談ください。

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  • 激しい動悸や息苦しさ、めまい、吐き気、発汗などが突然出現する。
  • 発作が起きるのではないかという恐怖があって、出来ないことが増えた。
  • 発作が起きると「死んでしまうのではないか」という恐怖感に襲われる。
  • 電車や仕事の会議、学校の講義など、発作が起きそうな人混みを避けるようになった。

強迫性障害(強迫症)

不安がかなり増強してしまい、儀式的な思考や行動によって空想的な支配感を得ることで、一時的な安心感を得ている状態。その思考・行動を行っても、膨れ上がった不安はまったく小さくならない。馬鹿

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強迫性障害(強迫症)

  • 馬鹿げた考えをやめられない。
  • 馬鹿げた行動をやめられない。
  • 家族にも馬鹿げた考え・行動を強制してしまう。
  • 馬鹿げた考え・行動に多くの時間が割かれてしまい、一日が終わってしまう。

うつ病

巷では「うつ病」という言葉をよく見聞きするが、その多くは内因性うつ病ではない。
不安の増強がメインの、いわゆる現代型うつ病である。
診断名としては、適応障害やうつ状態の方が正しいように思われる。
なぜなら伝統的に臨床精神医学では、「うつ病」という用語は「メランコリー型うつ病(内因性うつ病)」を指している。原因はまったくないのが前提である。ただし病状がよくなった後に生活歴や病歴をしっかり聞くと、もちろん原因とまではいえないが、なにかしらの誘因があることがほとんどである。
(内因性)うつ病は、外来治療は不可能で、入院治療が前提となる。食べない、飲めないことが多いため、点滴治療から開始することになる。薬物療法は著効する。最近では、精神科病院でも診ることは少なくなった。
特徴としては、こころよりも身体に症状が出やすい。まったく動けない。まったく食べない。まったく眠らない。こころの症状として特徴的なのは微小妄想である。その方が人生で何を大事にしているかを反映するような妄想であり、罪業妄想、心気妄想、貧困妄想の3つである。
対照的に、「気分が落ち込む」、「やる気が出ない」、「動けない日が週に何回かある」などの訴えは現代型うつ病に特徴的なものであり、身体症状が前景の内因性うつ病とは根本的に異なるといえる。

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うつ病

  • (他者からみて)まったく起き上がることはない。
  • (他者からみて)どんなに勧めてもまったく食べない。
  • (他者からみて)まったく眠っていない。
  • 「取り返しのつかないことをしてしまった」と繰り返し語るため、
    訂正するがまったく聞き入れない。
  • 「まったくお金がなくなってしまった」と繰り返し語るため、
    訂正するがまったく聞き入れない。
  • 「治らない病気にかかった」と繰り返し語るため、
    病院で診てもらって身体疾患を否定されるがまったく聞き入れない。
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